大相撲名古屋場所で全勝優勝を果たした大関日馬富士(28=伊勢ケ浜)が、失敗の経験を生かして3度目の綱とりに挑む。23日、名古屋市の伊勢ケ浜部屋宿舎で会見。過去2回優勝した次の場所は、前半で崩れて早々に横綱昇進の夢がついえてきた。「経験を生かしたい。1場所で、心も体も全部使う。次の場所まで疲れが取れない場合があるから、しっかりと心と体を鍛えていきたい」と話した。

 この日、部屋の後援者らとの「打ち上げボウリング」が行われたが、左足首に痛みが残るためプレーせず。早速、体の回復に努めた。秋場所(9月9日初日、両国国技館)は、準優勝でも好成績なら横綱昇進の可能性がある。「僕は、やるべきことをやるだけです」と決意を述べた。