<大相撲初場所>◇5日目◇17日◇両国国技館

 左足首痛で初日から休場していた西十両6枚目の朝赤龍(31=高砂)が、この日から復帰し木村山を破って白星を挙げた。まだ痛みは残っているが「しこを踏めるようになったから」と強行出場。所属する高砂部屋は1878年(明11)から、現存する部屋では最長となる135年連続で十両以上の関取がいる。だが、朝赤龍が今場所4勝以上しないと十両に残留できず、部屋の関取が消滅する。それだけに「自分で消したくない。絶対に頑張らないと」と気合十分。師匠の高砂親方(元大関朝潮)は「本人が自覚してやればいい」と静かに期待をかけていた。