大相撲春場所(9日初日、大阪・ボディメーカーコロシアム)で東前頭筆頭に出世した遠藤(23=追手風)の「大阪後援会」が今日6日に発足する。個人後援会は地元石川に3団体あるが、全国規模では初。自身や親族にゆかりがない大阪に全国組織ができるのは異例だ。大阪の医療法人「錦秀会グループ」の籔本雅巳理事長が会長を務め、大阪市内の発足パーティーには500人以上が集まるという。5月には「東京後援会」も設立される。

 その遠藤は前日4日で出稽古を終了。この日は大阪・堺市の宿舎で幕下以下と13番取り、全勝した。前日に痛めた古傷の左足首は「負荷をかけているんで、多少は」と痛むものの、影響を見せなかった。計5日間の出稽古では大関鶴竜と3勝63敗、横綱白鵬とは11戦全敗だったが「立ち合いのスピードや圧力を肌で感じられて良かった。その感覚を忘れないよう、頭の中でイメージしてやっていく」と、次の段階に入る。