大関稀勢の里(27=田子ノ浦)が23日、地元茨城・龍ケ崎市に本社を置く建機メーカー「諸岡」から化粧まわしを贈呈された。贈呈式では化粧まわしの図柄にある、土砂を運搬する「キャリアダンプ」の操縦席に座り、諸岡社長の操縦の下で運転を体感した。「子どもの頃からずっと興味があって(重機を)見てきた。今日乗れて感動。うれしい」と無邪気に喜んだ。

 贈られたのは、高度な技法で織る「つづれ織り」で、値段も通常の3倍の約300万円。現在は横綱白鵬しか着けていない。図柄で目立つのは「DODODODODO」(ドドドドド)の力強い文字。体感した大関は「ダンプは小回りもきく。乗ってみると、ドドドもあり、サササという軽い動きもある。ダンプみたいな相撲を取りたい」。初優勝と綱とり再挑戦へ、目指す相撲が見つかった。夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)で披露する。