<卓球:世界選手権>◇30日◇女子シングルス2回戦◇横浜アリーナ

 全日本女王で世界ランク19位の平野早矢香(24=ミキハウス)が、エバ・オドロバ(スロバキア)に2-4(9-11、11-4、11-9、10-12、13-15、1-10)で敗れ、2回戦で敗退した。

 世界ランク94位の相手に第4、第5ゲームと連続で接戦をものにできず、最後は集中力が切れた。信条とする気迫と粘りを発揮できなかった。「今、負けた実感がないし、なぜ粘れなかったのか…自分でも分かりません…」と絞り出すように言うと、大粒の涙をこぼした。

 同じ第3コートでは、直前の試合でダブルスでペアを組む福原が敗れた。その姿を見て、自国開催のプレッシャーを感じてしまったのだろうか。1日のダブルスでは「シングルスの分まで頑張ります。今日中には必ず気持ちを切り替えます」と自分に言い聞かせていた。