中日ロドリゲスの投球を見て、攻略は簡単ではないと感じた。内角を攻められる左打者は、特に苦労する。常時150キロ以上出て、それがカット気味に入ってきたり、シュート回転するのだから、簡単ではない。それを意識して投げ分けているのかが見えない点も、やっかいだ。
あのスピードで動くボールというのは、私の現役時代を考えても、なかなかイメージが重なる投手が出てこない。左打者の内角を攻められるにしても、真っすぐとカット気味のボールに備えるのと、カット気味かシュート回転かに反応するのでは、大きく違う。対応するのは難しいと、球筋を見ながら思わずにいられなかった。
今月末にも巨人はロドリゲスと3度目の対戦をする可能性がある。チームとして対策を取るべきだ。右打者に対しては、見せ球として内角を攻めておいて、外の速球かスライダーが多い印象だった。そこをどう打っていくか。
主力クラスは今のままで対応していくしかないだろう。打者はそれぞれタイプが違う。1人1人が感覚を持ってロドリゲスに備えるべき。ただ、若手についてはベース近くに立ったり、バットを極端に短く持つなど、今までと違うんだという姿勢を見せること。それで、ロドリゲスはもとより、捕手も考えるようになる。捕手に考えさせ、そこから攻略の糸口を探るのもひとつのやり方だ。
そんな中、攻略に不可欠な岡本の打撃が心配だ。見ている限りでは、フォームの具体的な部分に違和感は覚えないが、甘いボールをミスショットしている。この試合でも2度打ち上げている。恐らく引っ張る意識が強いのではないか。巨人の4番なのだから、小さくまとまる必要はない。ただ、センターから右方向へ、ミート率を上げる意識で打席に臨んではどうだろうか。(日刊スポーツ評論家)




