阪神は8回はゲラ、9回を岩崎で逃げ切った。広島、巨人、阪神の上位3チームが勝利を収めたことで順位に変動はなかった。

梨田 セ・リーグは「3強」になりつつある。DeNAはこの上位3チームにすべて負け越しているから厳しい。阪神はもう1、2点取っていれば、ゲラ、岩崎の2人の起用を控えることができたが、5日は試合がないこともあってつぎ込めた。それにしてもシーズン序盤に1点取られたら負けみたいな時期もあったのが、まるでウソのようだ。クリーンアップに当たりが出てきたし、森下、佐藤輝、大山の3人とも長打があるのは強みだ。

1回は近本の二塁内野安打、中野の犠打で1死二塁とし、3番森下の左翼線適時二塁打で先制。1回に近本が出塁後、中野が送りバントを試みたケースはこれで今季10度目(犠打9、バント安打1)となった。

梨田 岡田監督は、近本は上昇気味だが中野の“つなぎ”がまだまだと思っているのだろう。それと3番森下が当たっているから手堅い攻めを見せている。一方、DeNAは2回無死一、二塁、6番度会が空振り三振だった。走者がオースティン、宮崎だからまともな犠打はないが、追い込まれるまでセフティーバントなどを仕掛けても良かった。

阪神は7月21日の広島戦(甲子園)から9試合続けた「7番」の木浪と、捕手が入った「8番」の打順を入れ替えた。この一戦は7番梅野、8番木浪だった。

梨田 連勝が止まったこともあって、ちょっと流れを変えたかったのだろう。敵地での戦いは1つのポイントになる。

【取材・構成=寺尾博和】

DeNA対阪神 1回表阪神無死一塁、犠打を決める中野(撮影・前田充)
DeNA対阪神 1回表阪神無死一塁、犠打を決める中野(撮影・前田充)