日本ハムが23年春に開業を予定するボールパーク「Fビレッジ」と新球場「エスコンフィールド北海道」は、ほかのスポーツ界にどんな影響を与えるのだろうか。北広島市出身のプロゴルファー小祝さくら(22=ニトリ)は最新施設でのプレーは選手の技術向上に大きく関係するとし、スポーツ界全体の発展へ広がることを望んだ。

北広島市出身の女子ゴルフ小祝は、現役アスリートとして、最新鋭の設備でプレーできることの好影響を説いた。

20年10月11日スタンレー・レディース最終日の小祝
20年10月11日スタンレー・レディース最終日の小祝

「ゴルフもクラブやボールが進化して飛距離が出るようになってきて、時代とともに変わったなと感じます。コースメモも、グリーンの傾斜の角度とか広さが書いてあったりして、そういうのも昔はなかった」と指摘。「平均スコアが年々上がっている理由のひとつだと思います」と断言した。ハードの進化がソフト、つまり選手の技術を向上させる。ボールパーク誕生が日本ハムのチーム全体に及ぼす効果は大きく、またそれが他スポーツ界にも波及していく可能性がある。

建設が進む日本ハムのボールパーク(2月22日撮影)
建設が進む日本ハムのボールパーク(2月22日撮影)

「Fビレッジ」は実家の目と鼻の先に誕生する。「まさか自分の実家の近くに野球場ができるとは思っていなくて、北広島になると聞いたときはびっくりしました。住んでいたところにできるのはすごく楽しみですね」。野球とゴルフはシーズンが重なっており、日本ハム戦の生観戦はまだできていないというが「(テレビなどで)毎年応援しています。雰囲気とか楽しみながら見ています」と、開業後の観戦実現を楽しみにしている。