最新の自転車でサイクリングしてみませんか? 新球場「エスコンフィールド北海道」を運営する「ファイターズ スポーツ&エンターテイメント」は、スポーツ自転車ブランド「スペシャライズド・ジャパン合同会社」(本社・米国)とパートナーシップ契約締結。ロードバイクの試乗、貸し出しなどを行う。同社製品を愛用する斎藤佑樹氏(34)が乗り心地などを紹介した。

スペシャライズド社製のe-Bikeを試乗する斎藤氏(撮影・田中彩友美)
スペシャライズド社製のe-Bikeを試乗する斎藤氏(撮影・田中彩友美)
エスコンフィールド北海道に隣接するFビレッジ内のスペシャライズド エクスペリエンスセンター(C)スペシャライズド
エスコンフィールド北海道に隣接するFビレッジ内のスペシャライズド エクスペリエンスセンター(C)スペシャライズド

気持ちよく乗れる

北海道の初夏の風に吹かれて、佑ちゃんスマイルが輝いた。「こんなに気持ち良く乗れるんだっていう感覚です」。斎藤氏は、プライベートでも愛用する米国社製の自転車ブランド「スペシャライズド・ジャパン」のe-Bikeを試走した。今年7月、新球場を運営する「ファイターズ スポーツ&エンターテイメント」は同社とパートナーシップを締結。北広島市、北海道に広がる豊かな自然環境を生かしたサイクリング文化の普及へ動きだした。

エスコンフィールド北海道に隣接するFビレッジ内のスペシャライズド エクスペリエンスセンター(C)スペシャライズド
エスコンフィールド北海道に隣接するFビレッジ内のスペシャライズド エクスペリエンスセンター(C)スペシャライズド
エスコンフィールド北海道に隣接するFビレッジ内のスペシャライズド エクスペリエンスセンター(C)スペシャライズド
エスコンフィールド北海道に隣接するFビレッジ内のスペシャライズド エクスペリエンスセンター(C)スペシャライズド

起伏のあるコース

新球場と同時期に開業する「北海道ボールパークFビレッジ」内、中核に位置する商空間「THE LODGE(ザ・ロッジ)」1階にアジア初となるエクスペリエンスセンターがオープン予定。「スペシャライズド・ジャパン」の直営店として、e-Bikeやロードバイクの試乗やレンタル、ガイド付きツアーなどが案内される。新球場三塁側ゲート付近には、米国で流行している子どもでも楽しめる起伏あるコースが設置される。

エルフィンロード

エスコンフィールド北海道は、札幌・白石区から約20キロ続くサイクリングロードのすぐそばに建設中。北広島エリアの自転車道は愛称「エルフィンロード」と呼ばれ、約8・1キロのJR千歳線に沿った区間の一部からは新球場を眺めることができる。「ボールパークの敷地内を移動するのはもちろんですが、ある程度の所まで行けるので、車じゃなくても電車じゃなくてもe-Bikeで球場までいけますね」と斎藤氏。アクセスの幅が広がるのも魅力の1つだ。

エスコンフィールド北海道に隣接するFビレッジ内のスペシャライズド エクスペリエンスセンター(C)スペシャライズド
エスコンフィールド北海道に隣接するFビレッジ内のスペシャライズド エクスペリエンスセンター(C)スペシャライズド
スペシャライズド社製のe-Bikeを試乗する斎藤氏(撮影・田中彩友美)
スペシャライズド社製のe-Bikeを試乗する斎藤氏(撮影・田中彩友美)

体験できるBPに

「スペシャライズド・ジャパン」が提供するe-Bikeは、スタイリッシュなデザインとスムーズな電動アシスト機能を兼ね備えている。「軽い負荷なので、最初はすごいアシストしてくれて。スピードに乗ってくると自然と流れてくる」。価格帯は50万円前後のため、試乗やレンタルを通して体験できるのは大きい。「乗ったら、皆さん興味を持つはず。エスコンフィールド北海道が“体験できるボールパーク”に近づいている」。新球場での新たな楽しみ方を、爽やかに提案した。【田中彩友美】

スペシャライズドの会見に出席した(左から)ファイターズ スポーツ&エンターテイメント小林事業企画部長、斎藤氏、スペシャライズド・ジャパン合同会社マーケティング・ディレクターのゴチエ氏(撮影・田中彩友美)
スペシャライズドの会見に出席した(左から)ファイターズ スポーツ&エンターテイメント小林事業企画部長、斎藤氏、スペシャライズド・ジャパン合同会社マーケティング・ディレクターのゴチエ氏(撮影・田中彩友美)

◆スペシャライズド・ジャパン合同会社 本社は神奈川・厚木市。代表者はウーングビン・リム氏。米国カリフォルニア州に本社を置くスポーツ自転車ブランド。「Pedaling the Planet Forward(ペダルをこいで地球を前に進めよう)」を目的に掲げ、サイクリングを通して人々の健康や生活の質を向上させるとともに、環境や社会問題の改善を目指す。マウンテンバイクやロードバイク、クロスバイク、キッズバイク、e-Bikeなど、トッププロライダーが乗るバイクと同じ技術を生かしたモデルを世界各国で販売。

日本ハム上原健太(2022年8月17日撮影)
日本ハム上原健太(2022年8月17日撮影)

<仮眠室 選手需要あり>

選手が語る新球場(5)

上原健太投手(28)

こんな…充実した球場があるんだ、本当にできるんだという感じですね。本当に不満は出てこないと思う。元々、設計にはなかったみたいですが要望で仮眠室が作られたようです。試合前に10分、15分とか寝る選手がいます。特にリリーフは結構時間が空いたりするので、普通に寝ますね。野手だったらナイター・デーとか結構しんどいはずなので。今はシャワールームのところに酸素カプセルが入っているので、そこに寝ている選手がいます。あとはトレーナールームとか。結構いるんですよ。僕も中継ぎの時に寝ていたので。需要はあると思います。

新球場にはピッチャーのラウンジというかロッカーがある。外野のブルペン横に。準備しないピッチャーは、そこで待機できる。何かあったら、すぐそこから出られるような作りになっているようです。普通にソファとかテーブルとかあって、めちゃくちゃありがたいですね。しっかり新球場で目立てるように。そういうプレーはしていきたいです。新球場に、なじめるようにやりたいなと思います。来年は新球場で出られるように頑張ります。新球場に照準合わせていきますよ。

エスコンフィールド北海道のランドマーク「TOWER11」の1階に展開されるフードホール(C)H.N.F
エスコンフィールド北海道のランドマーク「TOWER11」の1階に展開されるフードホール(C)H.N.F

<フードホール展開>

新球場を運営する「ファイターズ スポーツ&エンターテイメント」と日本ハムは8月31日、「エスコンフィールド北海道」内のタワー型施設「TOWER11(タワー・イレブン)」で、飲食とエンターテインメントを同時に楽しめるフードホールを展開すると発表した。飲食テナント3店舗に大型モニター、可動式ステージなどが設けられる。フードホールでは、北海道食材を中心に良質で安全な食材を調達、調理して提供。「Meatful(ミートフル)」では肉料理、「HOTDOG FUN(ホットドッグ・ファン)」では野球観戦の定番であるホットドッグなどの軽食、「たべるスープ」では具だくさんなスープなどが味わえる。