父、母、弟へ。今、伝えたい。巨人ドラフト1位の高橋優貴投手(八戸学院大)が1日に22歳の誕生日を迎えた。キャンプインという門出の日に、家族へ感謝の思いを手紙に込めた。

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高橋優貴投手へ。

ドラフト指名翌日の昨年10月26日の初取材から約3カ月がたちました。どんな時も笑顔を絶やさず、素直に質問に答えてくれる誠実さに、いつも感心しています。

グラウンドで見せる真剣な表情よりも、弟思いのお兄ちゃんという印象が強いです。指名あいさつ、仮契約はもちろん、新入団発表を兼ねたファンフェスタ観覧で家族が東京へ来た昨年11月の殿堂博物館見学の時も、横にはいつも俊士くんがいましたね。手をつないで「勝手にどっか行っちゃダメだよ」と目をかける様子は、13歳下の弟がいる私と似ていて、自然と照らし合わせていました。

もう一つ、印象的な場面がありました。大学最後の公式戦になった、明治神宮大会をかけた東北地区予選の試合。5回2失点で降板後、ベンチから「まだまだいけるぞ!」と声を張り上げる表情は、悔しさがにじみ出ていました。悔しさをばねに、プロの舞台で見せるさまざまな表情を追いかけていきたいと思います。【巨人担当 桑原幹久】

宮崎神宮へ参拝に向かう巨人高橋(左)(撮影・林敏行)
宮崎神宮へ参拝に向かう巨人高橋(左)(撮影・林敏行)
宮崎神宮を参拝に訪れ手を清める順番を待つ巨人高橋(右から2人目)。右は高田(撮影・垰建太)
宮崎神宮を参拝に訪れ手を清める順番を待つ巨人高橋(右から2人目)。右は高田(撮影・垰建太)