2位ソフトバンクは開幕から27試合を消化した。3度の雨天中止と日程の都合もあり、まだ一度も6連戦を経験していない。試合数は12球団最少。「余力を残している」と言いたいところだが、中継ぎ陣の重労働が悩みの種だ。

左からソフトバンク松本裕、田浦、嘉弥真
左からソフトバンク松本裕、田浦、嘉弥真

昨季は終盤まで「3連投の禁止」を原則とした。しかし今季はすでに田浦、嘉弥真らが3日連続で腕を振った。先週は2度の延長戦があり、勝利を求めるうえでは藤本監督もやむを得ない決断だった。

チームの最多登板は松本裕の14試合(リーグ2位タイ)。津森、嘉弥真、田浦、大津、オスナ、板東も含め、10試合以上に登板している投手が7人は巨人、ヤクルトと並んで両リーグ最多という状況だ。

藤本監督は「投手がちょっと登板過多になっている。その辺は考えてやっていきます」と話しており、開幕から先発調整を続けていた高橋礼を中継ぎ待機させるなど手を打った。

現状は総試合数が少ない割にリリーフが「登板過多」になっている。中止になった試合の振り替えは、3試合のうち2試合が未定。仮に疲労が重なる終盤に組み込まれれば、懸念事項はさらに深まる。

5日ロッテ戦で8回途中無失点の石川(左)と6日同カードで8回3失点の東浜
5日ロッテ戦で8回途中無失点の石川(左)と6日同カードで8回3失点の東浜

そんな状況の中で、前カードの5日ロッテ戦は石川が8回途中を無失点。6日の同戦は東浜が8回3失点の粘投を見せた。指揮官は「8回まで投げてくれたのは一番大きかった」と、何度もうなずいていた。

先発2枚看板が見せた力投は模範。今後は先発陣が中継ぎ陣を助け、悩みを振り払いたい。【ソフトバンク担当 只松憲】

5日ロッテ戦、ベンチで浮かない表情のソフトバンク藤本監督(中央)
5日ロッテ戦、ベンチで浮かない表情のソフトバンク藤本監督(中央)