プロ入り8年目でヤクルト小沢怜史投手(25)が初となる完封勝利を手にした。盛岡で行われた28日巨人戦。7回表に雨天コールドとなったが6回3安打無失点でその栄光をつかんだ。
20年にソフトバンクから戦力外通告を受け、トライアウトに参加。ヤクルトと育成契約を結んだ。昨季途中で支配下登録。今季はシーズン途中でリリーフから先発へ転向し、無傷の3連勝を手にした。
それでも「特に先発にはこだわりはないっす」とあっけらかんと話す。高津臣吾監督(54)も「小沢はリリーフ向きだと思っている」と言う。本人も指揮官も「絶対に先発」というスタンスではないにもかかわらず、もはや先発ローテーションも柱になりつつある、面白い現象が起きている。
「さすがに先発も板についてきたのでは」と聞いても「どうなんですかね。分からないです」と笑う。髪の毛の色も黒にしたり、金に近い色にしたりと、おしゃれに気を使っているかと思えば「美容師の方にお任せにしたらこうなりました」と、また笑う。
高津監督は先発転向による好調の理由を「技術的には大きく変わってはいないと思うけど、メンタルが違うかなと思います」と分析。小沢の気負わず、平常心を保てるそのメンタリティーが先発向きだったのかもしれない。【ヤクルト担当 三須一紀】




