西武の春季キャンプで、今年も「足」に磨きをかける練習が行われた。第1クールの8日と9日の2日間、元陸上選手の秋本真吾氏(41)をスプリングコーチに招き、選手たちは走り方の指導を受けた。昨年に続く2年連続での授業に選手たちは真剣な表情をみせた。

昨季チームの盗塁数は楽天に次ぐリーグ2位の80個だった。チーム最多、キャリアハイの26盗塁を記録した外崎修汰内野手(31)を中心に、21年にロッテ荻野、和田、日本ハム西川(現ヤクルト)らとともに盗塁王に輝いている源田壮亮内野手(30)など、チームに走れる選手は多い。

秋本氏は「一番は最初の5歩目くらいで決まるかなと思うので、そこを重点的に形をつくっていくイメージですね」と説明する。選手たちは陸上選手がスタートダッシュする映像を見ながら、スレッドと呼ばれるトレーニング用のそりを引いてダッシュするなど、スタート時に出力を出せるような走り方を体に染み込ませるように練習を繰り返した。

外崎は「去年けっこうよかった理由もスタートの部分。一番ヒントになったのはスタートの力感。昔は120%の力でゴー、って感じで走っていたのを、80%くらいの気持ちでスッと走る。そっちの方が足が動いて、スムーズにスタートが切れる」とこれまでとの変化を口にする。「盗塁数は頑張りたい。30(個)は走りたいですよ。そこを目標に」と狙いを定めている。西武戦士の「足」に注目したい。【西武担当=山崎純一】