ソフトバンクが逆転で圧勝した。初回、先発モイネロがいきなり万波、清宮の連続二塁打で先制点を許したものの、最少ビハインドなどまったく関係なかった。直後に山川の同点打、近藤の1号2ランであっさり勝ち越し。その後も山川の2打席連続弾などホークスペースできっちり勝利をもぎ取った。
ホークスはCSファイナルステージ2連勝でシリーズ進出に王手をかけた。ファーストステージを劇的逆転勝利で勝ち上がった日本ハムの勢いをまったく封じ込む戦いぶりだ。4年ぶりの日本一へ、関門突破は目前だ。「よく打つよね。山川がすごいね。今シーズンで一番調子がいいんじゃないかな。ポイントゲッターが調子を上げてくれればチームにとって大きいよね」。王会長は不動の4番の状態に太鼓判を押した。2戦連続でチーム3発。2戦計6本塁打の半分は山川のバットから生まれている。
07年から始まったクライマックスシリーズで、ホークスの通算勝利は48勝(1位のアドバンテージ1勝を含む)。これは12球団最多の勝利数だ。球団の経営サイドからすれば、ドル箱シリーズだけに「1戦でも多く」の思いもあるだろうが、チームとしては一気の決着といきたいのが本音。区切りの50勝なんて、来年の楽しみにすればいい。「明日、決めたいよね。でも、変に力まないでいきましょう」。王会長はニコリと笑って球場を後にした。
とはいえ、勝負は最後の最後まで分からない。新庄ハムの逆襲にも不気味さは残る。2年連続最下位から「大航海」を今季のキャッチフレーズに掲げ、CSクライマックスまでこぎ着けた。まだまだ熱パを期待したい気持ちもあるのだが…。【ソフトバンク担当=佐竹英治】




