ソフトバンク育成の佐倉俠史朗内野手(20)は3年目で初めて「1軍」の打席に立った。

14日の紅白戦にB組から招集。「10番」打者でDHと一塁を務めた。2打席で2三振。1打席目は尾形のフォークにバットは空を切り、2打席目は左腕大江の直球に見逃し三振。「むちゃくちゃ悔しいです」。試合後はメーン球場で特打ちに汗を流した。結果は残せなかった。

高校時代(九州国際大付)は通算31本塁打を放った。ぽっちゃり体型もあってポケモンのキャラクターに登場する「カビゴン」似とも言われていたが、成人になって顔つきも引き締まってきた。強烈なライバル心も佐倉の背中を押す。ホークスが昨秋のドラフトで1位指名した佐々木麟太郎(米スタンフォード大)とは同学年で同じタイプの打者だ。「僕にとって(佐々木指名は)プラスしかないです。入団したら同年のライバルだし、負けられない。ドラフト指名以降はずっと僕のモチベーションになっています」。そう言うと佐倉はバットを持って室内練習場に走って行った。

今季、リーグ3連覇&連続日本一を目標に掲げるチームだが、世代交代も大きな課題。昨年から取り入れた独自調整を許されるS組導入は若手の試用期間を増やす目的もある。この日、城島CBOはキャンプ地を離れたが「(キャンプは)みんな精力的にやっているんじゃないでしょうか」と評価した。

若鷹にとっては数少ないアピール期間。球団フロントや1軍首脳陣にキラリと光る姿を見せてもらいたいものだ。【ソフトバンク担当=佐竹英治】