花巻南が小技に単打を絡めて、春夏合わせて甲子園2度出場の大船渡を撃破した。

 3回に3本のタイムリーで5点を奪って主導権を握った。放った14安打はすべて単打で、4本の内野安打もバントから生まれた。

 長打を打てる選手がほとんどいなく、君ケ洞(きみがほら)卓朗監督は「それしか、うちはないので」と笑ったが、5犠打、1犠飛を絡めた。露木京主将(3年)は「うちの持ち味が出せた」と胸を張っていた。