高崎健康福祉大高崎が終盤の集中打で創成館との競り合いを制し16強入りした。

 創成館は1回表、先頭の鳥飼が左翼フェンス直撃の三塁打で出塁すると、続く2番嶋田の左犠飛で先制のホームを踏んだ。

 追いかける高崎健康福祉大高崎は5回裏、6番宮本が右前打で出塁。7番小谷の一塁線へのセーフティバントが、打球を処理した相手投手の失策を誘い一、三塁。8番佐藤の左犠飛で追いついた。その後連続安打で1死満塁とチャンスの場面で、2番林のスクイズは投手への小フライとなり2死となったが、3番相馬が中堅への2適時二塁打を放ち3-1と勝ち越しに成功した。

 創成館は7回表、失策や死球などで1死満塁とすると、8番中島巧の打球が相手投手の失策を誘い1点差に迫った。

 創成館は8回表、二塁への内野安打で出塁した先頭の2番嶋田を3番峯が送り1死二塁。4番鷲崎が中堅へ適時二塁打を放ち3-3の同点とした。

 高崎健康福祉大高崎は8回裏、四球と連打で無死満塁のチャンス。6番宮本の中前への飛球は、飛び込んだ中堅手のグラブに1度は収まりながらこぼれ4-3と勝ち越しに成功。なおも満塁で7番小谷の適時打などで4点を加え8-3とした。 

 ◆高崎健康福祉大高崎(私立=2年連続3度目)1968年(昭43)創立の私立校。01年に共学化し、現校名。生徒数は1365人(うち女子931人)。野球部は01年に創部。甲子園は春2度、夏は3度目の出場。部員数は82人。主なOBはロッテ脇本直人。高崎市中大類町531。加藤陽彦校長。