東海大相模が遊学館に大勝し、一二三慎太投手(現阪神)を擁し準優勝した2010年大会以来となる8強進出を決めた。

 東海大相模は1回表、1番千野が死球、2番宮地が中前打で一、二塁とすると3番杉崎が左翼への2点適時三塁打を放ち先制。1死後、5番磯網の中前適時打で1点を追加。その後も相手投手のけん制悪送球の間にさらに1点を加え4-0とした。

 東海大相模は4回表、2死三塁とし2番宮地、3番杉崎の連続適時打で2点を加え6-0とした。

 東海大相模は5回表、1死一、三塁とし7番竹内の右前適時打、8番川地の中犠飛で2点を加え8-0とした。

 東海大相模は6回表、無死一、三塁とし5番磯網の左前適時打で1点を加え9-0とした。

 遊学館は6回裏、1死から3番広橋、4番高本の連続二塁打で1点を返すと、なおも2死一、二塁とし7番藤原の適時打で1点を加え2-9とした。

 東海大相模は8回表、1死二塁とし7番竹内の右前適時打で1点追加。2死後、9番小笠原が右翼へ適時三塁打を放ち11-2とした。

 東海大相模のプロ注目左腕で今大会初先発となった小笠原慎之介投手(3年)は8回で降板。114球を投げ6安打2失点、6奪三振。最速は149キロをマークした。

 ◆東海大相模(私立=2年連続10度目)1963年(昭38)に東海大の付属校として創立された私立校。生徒数は1778人(女子722人)。野球部も創立と同時に創部。部員数は89人。甲子園出場は夏は今回で10度(優勝1回)、春9度(同2回)。主なOBは巨人原辰徳監督、柔道家の山下泰裕氏ら。所在地は相模原市南区相南3の33の1。大金真人校長。