早実・清宮幸太郎内野手(1年)が弾丸ライナーの2試合連続本塁打を含む2安打1打点2得点の活躍で、九州国際大付(福岡)に圧勝し、4強入りした。

 甲子園球場前は午前6時前から大混雑。チケットを求める列は阪神甲子園駅まで伸び球場周辺はごった返した。開門時間は通常より40分早い6時20分だった。

 清宮の第1打席は1回2死。カウント3-1から5球目は140キロ内角高めボール気味の球。止めたバットに当たって投手ゴロだった。

 清宮の第2打席は4回先頭打者。初球内角へのスライダーを右翼ポール際に弾丸ライナーで飛び込む2試合連続のホームランとなった。

 早実は6番富田直希(3年)が2回に先制2ラン、4回にも2打席連続の2ランを放っており、4回までに6-0とリードした。

 清宮の第3打席は5回1死で、三塁ゴロも敵失で出塁した。

 清宮の第4打席は7回無死一塁。初球外角高め直球を左中間フェンス上部直撃の二塁打。無死二、三塁にチャンスを広げた。

 清宮の第5打席は8回2死二塁で回ってきたが、二塁走者がけん制球に刺されチェンジとなった。

 早実は12安打と最後まで攻撃の手を緩めず、勝利を飾った。