第97回全国高校野球選手権大会の12日目は17日、準々決勝が行われ、第3試合は仙台育英(宮城)が、大越基投手を擁し準優勝した1989年以来、26年ぶりに4強進出を決めた。

 仙台育英は4回、プロ注目の平沢が今大会2本目となるソロ本塁打を放ち先制した。

 さらに5回。佐々木、紀伊の連続内野安打と百目木の四球で無死満塁。谷津は中前に2点適時打、続く佐藤世も右前に連続適時打を放ちこの回3点を中押しした。

 仙台育英は攻撃の手を緩めず、6回にも2死三塁から百目木が中前適時打を放ち1点を追加。9回にも1死二、三塁から佐藤世の右犠飛で試合を決定づける1点を奪った。

 投げては、エース佐藤世那が3失点完投で勝利に貢献した。

 秋田商は5回に会田の二塁適時打で1点、9回にも工藤の適時打と相手の失策を絡め2点を返したが、初の夏4強入りはならなかった。