2年ぶりの全国制覇を目指す龍谷大平安(京都)の原田英彦監督(55)が29日、準決勝・智弁学園(奈良)戦での甲子園100勝達成を誓った。

 28日の準々決勝・明石商(兵庫)戦から一夜明け、京都市内の同校グラウンドで約4時間の練習を消化。ノックでは指揮官自ら厳しい声を投げかけ、緊張感のある雰囲気でメニューが進んだ。

 龍谷大平安は現在春夏通算99勝で、中京大中京(愛知、133勝)に次ぐ2校目の3桁勝利到達がかかる。原田監督は「100勝ってすごいこと。ここまできたら何が何でも達成したい」とキッパリ。「何人かが声をかけたりして、『みんなのために』という意識が出てきた。そういう意味では、チームとして良くなってきている」と大会を通しての成長を実感している。2試合連続の近畿対決で節目の1勝を狙う。