春8強の船引が初戦を突破して3回戦に進出した。

 エース左腕の村上裕也(3年)が3回までに3点を失う苦しい展開を打線がカバー。1点差に迫られた5回に1点を取り、6回にも追加点。いずれも2死からのタイムリーで、勝負強さを発揮した。

 06年に光南を率いて甲子園に出場し、その後、西武佐藤勇投手(21)を育てた菅波智之監督(46)は「春の県大会以降、バッティングを何とかしようとしてきた。よく打ってくれました」と褒めた。

 守備が主だった朝練習を課題の打撃にメニューを変え、夏に成果を発揮。4安打と活躍した4番の熊谷竜也外野手(3年)は「ひと回り成長できた」と喜んでいた。