日大三(西東京)野球部が18日、名門・日大相撲部に1日入門した。早実・清宮のライバルとされる金成麗生内野手(2年)は、四股や股割りなどで柔軟性アップに努めた。これまでに野球選手が相撲部屋で稽古したり、過去には元力士がプロ野球選手になったことも。主な野球選手と相撲界のつながりは以下の通り。

 ◆角界から球界へ 92年にロッテに入団した市場孝之は明洋中を卒業した86年に佐渡ケ嶽部屋に入門し、琴市場のしこ名で序二段まで上がったが2年で廃業。88年に国際海洋高に入ると、翌年ロッテの練習生となり入団へこぎ着けた。

 ◆球界から角界へ 64年から2年間、投手として近鉄に所属した土師一男(はじ・かずお)は、退団後大相撲へ。佐賀ノ海のしこ名で十両を2場所務めた。

 ◆トライアウトでスカウト 12年の合同トライアウトで峰崎部屋が新弟子募集を狙い、100枚の募集チラシを作成。翌年も募集活動を行うも、成果はなかった。

 ◆四股トレーニング ロッテは14年、2軍の浦和球場に元大関栃東の玉ノ井親方らを招き講習会を開催。四股踏みなどの指導を受けた。当時114キロの巨漢・井上は「いい体している」とオファーを受けるも、年齢制限を超えており同親方もガッカリ。

 ◆相撲部屋で稽古 オリックス佐野は今年1月、同郷の幕内嘉風がいる尾車部屋に弟子入り。2日間の入門で四股、すり足、ぶつかりなどを体験し、「給料が上がったら懸賞を出したい」。