市西宮は、7回コールドで県伊丹を下し、3回戦に駒を進めた。

 先発した最速147キロのプロ注目右腕山本拓実投手(3年)は「力まない」をテーマに投球した。複数の球団のスカウトが見守る中、「ランナーがいないときは7、8割の力」でコントロールを重視し、5回1安打無失点の好投。6回に登板した井上諒投手(3年)も2回1安打無失点に抑えた。

 山本は「絶好調ではないけど、悪くもない。合格点の70点」と自己採点。54年ぶりの優勝へ好スタートを切り「勝つことが1番大事だけど、自分のピッチングの内容にもこだわっていきたい」と話した。