早実高出身でソフトバンクの王貞治球団会長が30日、福岡市のヤフオクドームで、後輩の清宮にエールを送った。

 高校通算最多とされる本塁打数を更新できず、西東京大会決勝で敗れたことに「勝ち負けはしょうがない。僕も最後の夏に(甲子園に)出られなかったから、清宮君はいい打者になるよ」と優しい口調で語った。

 王氏は1年夏から4季連続で甲子園大会に出場し、2年だった1957年の選抜大会はエースとして優勝に導いた。3年夏は東京大会の決勝で敗れたが、巨人で通算868本塁打のプロ野球記録を打ち立てた。