人口約1万5000人の町の期待を背に、波佐見(長崎)が、16年ぶりの夏の甲子園に乗り込んできた。前日1日夜のフェリーで出発し、この日早朝に大阪入り。

 甲子園練習に登場し、得永健監督(48)は「動ける、動けないは別として雰囲気にのみ込まれないように」と甲子園に慣れることを意識した。

 波佐見町は小さな町だが、野球が盛ん。過去には同町の小学校、中学校チームが全国Vを経験しており、今夏のメンバーにも優勝経験者が4人いる。得永監督は「(波佐見の)小学校も中学校も全国制覇したから、高校もしますよね」と“激励”されたという。「県の代表で来ているわけですから、恥ずかしくないゲームを」と話していた。