智弁和歌山・加藤諒(3年)が8回2死から代打で登場した。

 1年だった2年前の夏は、将来のエース候補として現チームでただ1人、甲子園を経験。だがその後は腰痛や右肘痛など故障に苦しみ、今夏の和歌山大会も登板機会はなかった。3年間の頑張りに報いるように、1点を追った8回に出場機会が巡ってきた。遊ゴロに終わり、試合は惜敗も、加藤は「こんな形で試合に出していただいて、高嶋監督には感謝しかありません。(故障などで)悔しいことばかりでしたが、最後にいい思い出ができました」と振り返った。