今秋のドラフト1位候補、広陵・中村奨成捕手(3年)が29日、広島市内の同校で会見を開き、プロ志望届を提出することを表明した。

 報道陣が見守る目の前でプロ志望届を書き、大安のこの日に提出する。

 中村は緊張した面持ちながら「(プロ志望届を)書いてみて、自分がこの世界に入ってやっていけるのか不安はあるんですけど、しっかり書いたからには、頑張ってやっていきたいと思います」と真っすぐ前を向き、話した。

 会見に同席した中井哲之監督(55)は「期待と不安が入り交じっていて、どちらかというと不安のほうが大きいです。しかし自分(中村)が決めたことなので、私ができることを精いっぱい背中を押したいと思います」と穏やかな表情を浮かべた。