日本高野連は24日、大阪市内で運営委員会を開き、今夏の第100回全国高校野球選手権大会(8月5日開幕・甲子園)から、これまで無料開放してきた外野席を有料化すると発表した。また、現在自由席となっているバックネット裏の中央特別席も全席前売りの指定席とする。雑踏事故防止のための措置で、センバツでは現時点では導入しない。

 日本高野連の八田英二会長(68)は「遠隔地のお客様も入場券を購入しやすいように配慮したほか、指定席入場券を持つお客様の来場時間帯を分散させ、球場全体の混雑緩和を図るものです」と説明した。外野席の料金は500円程度の方向で、4月に正式決定される。新たな収益は「高校野球200年構想」の事業費用にあてる。

 また、今夏の地方大会、甲子園でもセンバツと同様にタイブレーク制(延長13回無死一、二塁から前の回の打順を引き継ぐ)の導入を正式に決めた。