第90回記念選抜高校野球大会(23日から13日間、甲子園)に出場する東海大相模と慶応が9日、神奈川県庁を表敬訪問した。

 4年ぶりの県勢出場に、黒岩祐治知事(63)は「4月4日の決勝戦のスケジュールは日程に入っています。ぜひ(両校とも)決勝へいけるよう頑張ってほしい」と激励を受けると、両校ナインは大きくうなずいた。

 東海大相模は優勝した11年以来7年ぶりの出場となる。大金真人校長は「7年前は表敬訪問ができませんでした。大きな揺れを感じて…」と東日本大震災を振り返った。「あれから7年。再び甲子園に出場することができました。県民、関東の代表として慶応高校とともに頑張りたい」と勇気づけられるプレーができるよう、意を強くした。

 09年以来の出場となる慶応・森林貴彦監督は「それぞれが頑張って、決勝で対決できることを目標に、野球の楽しさ、面白さを見ている人、応援してくれている人に伝えられるよう精いっぱい頑張ります」と初優勝へ力を合わせる。