横浜が、長南有航外野手(3年)の本塁打などで12安打12得点で快勝した。

 旭丘・大谷翔投手(2年)が制球良く丁寧に投げ、前半は苦しめられたが後半に打線が爆発。ドラフト候補の長南、万波中正外野手(3年)らのタイムリーなどで一挙7点を奪った。

 万波は対外試合解禁後、6本塁打を放ち通算34発まで伸ばした。打撃フォームをノーステップからすり足へ変更したが、調子に波があり打順は昨年の5番から7番となった。「一喜一憂しないということがテーマ。バッティングは右肩を下げないように意識したい」と与えられた打順で全うする。

 先発の板川佳矢投手(3年)は7回を無失点と好投。平田徹監督は「久しぶりの公式戦で硬さがありました。知らず知らずのうちにプレッシャーを自分たちにかけてしまうところがあるので、よそ行きの野球はやめようと話した」と振り返った。例年同様1年生もベンチ入りし、今回はバッテリー含む7人が入った。「英才教育と言いますか、試合の雰囲気に慣れ、レギュラー選手とやってその雰囲気も感じさせたい」と意図を話した。