埼玉栄が10-0の6回コールド勝ちで3回戦進出を決めた。プロ注目右腕、米倉貫太投手(3年)が先発。4回を投げ2安打無失点で9三振を奪った。

 米倉は「初回、慎重に入りすぎた。3、4回から良くなりましたが、もっと初回からストライクを取れるようにしたい」と話した。この春から若生正広監督の勧めでワインドアップにモーションを変えた。「体を使って投げられる。打者を威圧できるように」と大きく振りかぶって投げ込んだ。日本ハム今成スカウトのスピードガンの最速は143キロ。同スカウトは「相手打者を見て投げられるピッチングセンスがある。これから強い相手にどう投げるか楽しみ」と話した。

 東北高時代にダルビッシュを育てた若生監督は「2年間大事に育ててきた。そろそろ勝てる投手になってもらわないと」と期待していた。