花咲徳栄(埼玉2位)が専大松戸(千葉3位)との乱打戦を制し、初戦を突破した。

 1回無死満塁、ドラフト候補の野村佑希内野手(3年)の中前適時打などで3点を先制した。

 さらに野村は、3点ビハインドの3回無死、高校通算52号となる本塁打で1点を返した。

 4点差で迎えた8回無死一塁、1年生の井上朋也外野手の2ランで反撃開始。1死満塁、韮沢雄也内野手(2年)の右越え適時二塁打で同点に追いついた。さらに2死満塁、倉持賢太内野手(3年)の適時二塁打で3点を追加し、一挙7得点で逆転に成功した。

 9回にも2点を奪い、大逆転で勝利した。岩井隆監督は「2点差でくっついていけば、面白いかなと思っていた。選手は、よく信じて我慢強くやってくれた」と話した。

 猛打賞の野村は「流れが来たら、一気に逆転できると思っていた」と振り返った。

 20日の2回戦では、センバツ4強で推薦出場の東海大相模(神奈川)と対戦する。