1989年(平元)夏以来3度目の甲子園を目指す帯広北が、100回大会で日本一早い勝ち星を手にした。

 試合は全国の先頭を切って午前10時5分にプレーボール。初回1死二塁で3番・福永敦也三塁手(2年)が中越えに適時三塁打を放ち先制。3回には5安打で4安打を奪い、試合を優位に進めた。

 帯広北の先発左腕・黒島隆海(3年)は、粘り強い投球で5回を無安打無失点。6回から登板した右腕・村田峻基(2年)は伸びのある直球を武器に4回を4安打2失点と好投、試合を締めた。5校の連合チームは7回と8回に1点ずつをかえしたが及ばなかった。

 試合終了は午後12時11分で、試合時間は2時間6分だった。帯広北樽見豊監督(50)は「(100回大会の1番勝利を)前日に気がついて狙っていました」とうれしそうに話した。