昨夏甲子園優勝の花咲徳栄(北埼玉)が横浜(南神奈川)と練習試合を行い、第1試合は2-2で引き分けた。

 花咲徳栄のスーパー1年生・井上朋也外野手がパワーを見せつけた。2回2死一塁で、横浜の先発、最速152キロ左腕の及川(およかわ)雅貴投手(2年)から左翼に同点本塁打を放った。簡単に2ストライクに追い込まれたものの、4球目の抜けたスライダーを振り抜くと打球は高々と舞い上がり、高校通算9本目の同点2ランとなった。

 通算55本塁打のドラフト候補・野村佑希(3年)は「4番・投手」で出場。及川に対しては4打数1安打で本塁打はなかった。一方、マウンドでは初回こそ2失点したものの徐々に落ち着き、終わってみれば毎回の13奪三振で完投。横浜のスタメン全員から三振を奪い、能力の高さを示した。