静岡商の右腕エース古屋悠翔投手(3年)が、ノーヒットノーランを達成した。最速139キロの直球を武器に、富士宮東打線から毎回の15奪三振。許した走者は2回に与えた死球のみだった。

 「5回が終わって野手から『まだノーヒットだぞ』と言われて、気づきました。8、9回は狙って気持ちで投げました」

 6月16日の豊橋中央(愛知)との練習試合でも完全試合を飾っており、絶好調の右腕は「夏の大会でできてうれしいです」と声をはずませた。

 伝統校で人気の高い同校は、ノーシードから12年ぶり10度目の夏の甲子園出場を目指している。