夏12連覇に挑む聖光学院が、9-1の8回コールドで発進した。3回戦は14日に岩瀬農と対戦する。

 秋春と東北大会を連覇した強力打線は健在だった。3回表、1番・田野孔誠内野手(3年)の中前適時打で先制。6回にも4番の須田優真内野手(3年)が中越え2点適時二塁打を放ち加点した。7回にも須田が高めの変化球をフルスイングして特大の左越え2ラン。須田は「いつもと違う夏独特の緊張感もあったけれど、まっすぐに対応しながら変化球を打てたということは成長できていると思う。ベンチに入っていない仲間と一緒に、全員で戦いぬきたい」と力強かった。

 2年生左腕の須藤翔(2年)が先発し、6回1失点(自責0)。今春のセンバツ後に右肘を再手術したエース右腕の衛藤慎也(3年)も7回から登板し、無失点で締めた。

 また、日大東北も39-0で会津北嶺に5回コールド勝ち。夏の福島大会最多得点、最多点差を記録した。