昨夏8強で優勝候補の福岡工大城東が、初戦で散った。2点リードの8回に一気に4失点で逆転負け。序盤で押しながら追加点が奪えなかったのが最後に響いた形となった。山本宗一監督(39)は「油断をしていたわけではなかったが、戦い方を変えていかないといけなかった。私の反省点です」と肩を落とした。

 逆転を許しながらも最後まで投げきった先発の中村総一郎投手(3年)は、ネクストバッターサークルでゲームセットを迎えた。試合後は「まだ(試合は)終わってない」と泣き崩れ、ナインに抱えられていた。