丸刈りの少ない野球部の夏が終わった。渋谷教育渋谷が3-13で郁文館に5回コールド負けを喫した。自主性を重んじ、丸刈りを強制しない方針で、部員の中で丸刈りは1人のみ。主将の高木皓平内野手(3年)はスポーツ刈りで試合臨み、1回に先制の中前安打を放った。「相手は強いのは分かっていた。1回かみつけたのはよかった」と1回の攻撃を振り返った。

 中高一貫のため、ほぼ同じメンバーと6年間汗を流してきた。「このメンバーと野球ができなくなるのが寂しい」と悲しんだ。

 丸刈りではなくよかったことは「強制ではないので、自分で考えられたこと」。悪かったことは「丸刈り集団をみると威圧されたこと」。高校野球の夏は終わり、有名国立大進学の目標に向かい、次は勉強に切り替える。