甲子園春夏100勝にあと1勝とせまる龍谷大平安が、7回コールド勝ちで発進した。

 序盤から積極的に盗塁を仕掛け、チーム計8盗塁。主将の松田憲之朗内野手(3年)は「サインじゃなくて自分たちでどんどん走っていこうと言っていました」と1安打3四死球で全打席出塁し、3盗塁を決めた。打線もつながり8安打9得点で快勝した。

 甲子園常連の名門校ながら、春は16年、夏は14年以来聖地から遠ざかる。第100回記念大会という節目の年に、原田英彦監督(58)は「ほんま命がけで。全国どこに言っても言われますし、重々分かっています。100回大会にうちが出ないと、しゃれにならんと思っています」と言葉に力を込めた。