元阪神投手の麦倉洋一監督(46)が率いる佐野日大が3回戦に進出した。

 1-1の5回に5番松本翔大外野手(2年)の2点適時打で勝ち越しに成功。7回には福田唯人三塁手(3年)がソロを放つなど打線が活発で、7回コールド勝ちを収めた。

 麦倉監督は、平成元年に佐野日大の投手として甲子園を経験。開幕戦で勝利投手となった。その年の秋にドラフト3位で阪神に入団。引退後は会社員を経て、昨年から同校で監督を務めている。「2~4回は点が取れなくて苦しかった。初回の満塁のチャンスで1本出ないといけなかった」と振り返った。