阪神OBで龍谷大平安(京都)出身の桧山進次郎氏(49=日刊スポーツ評論家)が始球式を行った。「これから戦う球児たちを見ると重みを感じました」。当初は8日の開会式で行う予定だったが、西日本を襲った豪雨のため延期になっていた。

 平安の主将として臨んだ87年(昭62)の第69回大会は京都大会初戦で敗退。「すぐ負けてしまったけど、後で振り返ると思い出になる。高校野球は人生の宝物」と当時を振り返った。乙訓スタンドからは阪神時代の応援歌が響き「予想外でした。野球を通じて少しでも勇気を与えてほしい」とエールを送った。