全国高校野球新潟大会は今日18日、4球場で4回戦8試合が行われる。春季県大会準優勝の関根学園をはじめ、3回戦までにシード16校のうち6校が敗退した。その中で連覇を狙う日本文理、2年ぶりの優勝を目指す中越は安定した戦いぶりを見せている。

 日本文理は150キロ右腕・鈴木裕太(3年)と、左腕・新谷晴(3年)の2枚看板が万全の投球内容。打線も2試合で26安打20得点と力がある。4回戦は新潟と対戦。こちらも2試合ともコールド勝ちで合計22得点と打線が好調。日本文理の投手陣も隙は見せられない。

 中越は初戦の2回戦は三条に7-6と苦戦。ただ、3回戦は長岡商に9-1と初戦を薬に立て直した。3番坂井翔太(3年)が2試合で1本塁打を含む5打点と、中心にいる。4回戦は粘り強さが武器の五泉に強打で臨む。

 春4強の加茂暁星と昨夏8強の長岡工が対戦。加茂暁星は4番竹林楓也(3年)が2試合で2本塁打を含む5打数5安打8打点。背番号10の白勢悠貴投手(2年)が無失点救援のクローザーに徹するなど、形ができてきた。長岡工は中村将祐(3年)小幡遥都(3年)の投手陣と3番太刀川郁中堅手(3年)を軸にした打線がかみあっている。

 関根学園を破った新潟産大付は勢いがある。左腕の石橋成哲投手(2年)が試合をしながら成長。開志学園、北越も実戦の中でチーム力をつけてきた。

 4回戦は18日にすべて終了し、準々決勝4試合は21日、ハードオフ新潟で行われる。