連日の猛暑に京都府高野連が対策に乗り出した。21日(土)と22日(日)に予定している準々決勝の第1試合の開始時刻を、当初の予定から1時間早めて8時30分試合開始にすると発表した。

 選手や観客の体調管理のため、異例の措置を取る。同理事長の井上明氏(60)は「私の経験上、1回もない。初めてのこと」だとし、熱中症対策を決断した。

 この日、わかさスタジアム京都のある京都市の最高気温は午後3時19分に39・8度を観測。1880年に統計を取り始めて以来の観測記録1位(1994年8月)と並んだ。幸いなことにこの時間に試合は行われていなかったが、朝から球場内では熱中症への注意喚起のアナウンスが再三流れていた。

 第1試合に勝利し、ベスト8一番乗りを決めた龍谷大平安の原田英彦監督(58)も「今年の暑さは異常。これは無理や」と大汗をぬぐっていた。