飯塚が小倉の右腕エース、河浦圭佑投手(3年)を打ち込んで決勝に駒を進めた。

 1点を先制されたが2回1死二、三塁から7番打者、徳永勇斗捕手(2年)が右翼越えの逆転3ラン。好投手からの1発で勢いづいた打線が11安打を浴びせて8得点。粘る小倉打線を振り切って、6年ぶりの夏甲子園に王手をかけた。

 吉田幸彦監督(62)は「河浦くんから8点と取るなんて。私がビックリです」と目を丸くしていた。逆転の3ランを放った徳永は「高めのスライダーです。うまく反応できた。完璧でした。絶対に決勝で勝って甲子園に行きたいです」と言葉を弾ませていた。