明徳義塾がまさかの完敗で、大会9連覇を逃した。

 プロ注目の右腕・市川悠太(3年)は直球の最速は146キロを計測したが、コースが甘かった。高知商打線に打ち込まれ、10失点。打線も相手右腕の変化球に的が絞れなかった。

 馬淵史郎監督(62)は「完敗です。今日は勝ち目がなかった。この8年間はうちがいい思いばかりしてきた。これが勝負ごとの難しさ。高知商には、甲子園でがんばってほしい」と相手をたたえた。