横浜が鎌倉学園を破り、3年連続18度目の夏の甲子園出場を決めた。中日松坂の在籍時にも、DeNA筒香の在籍時にも成し遂げられなかった同校初の夏3連覇となった。

 横浜は1回、万波中正外野手(3年)の中越え適時二塁打で先制。3回には万波が左中間最深部へ看板直撃の2ランを放ち、鎌倉学園の勢いを止めた。「打った瞬間、これはもういったかなと思いました」。ベンチでは平田徹監督(35)から手厚く抱擁された。

 渡辺元智前監督(73)が15年夏で勇退。バトンを託された平田監督が就任し、初めて入学した世代が甲子園出場を決めた。万波は「本当の意味で平田監督のもとで始まった代なので、とてもうれしく思う」と話した。

 初優勝を目指した鎌倉学園は、9回に登板した万波を攻めるなどして3点を返し、スタジアムの盛り上がりもこの日最高潮となったが、最後は及ばなかった。