木更津総合(東千葉)が興南(沖縄)を下し、16年以来2年ぶりのベスト16入りを決めた。

 堅守でリズムを作った。初回、先発・野尻幸輝(3年)が1死一、二塁のピンチを作る。続く興南の4番・塚本に右前打を許したが太田翔梧(2年)が本塁へ好返球し二塁走者がタッチアウト。ピンチを切り抜けた。

 すると直後の2回、大曽根哲平(3年)の左安打で先制する。5回に東智弥(3年)の左翼越えソロでリードを広げると、直後のピンチに今度は中堅・東が二塁走者を本塁で刺し、相手の好機を断った。流れを引き寄せると7回以降に相手投手陣を攻め加点し、勝負を決めた。

 興南は初回から6回まで毎回走者を出したが、木更津総合の右腕・野尻を打ち崩せず無得点。8回の好機も相手の継投策にかわされ、15年以来3年ぶりのベスト16進出はならなかった。