金足農(秋田)が横浜(南神奈川)を下し、1995年以来23年ぶり3度目の8強入りを決めた。この日の金足農の勝利で東北勢は夏の甲子園11年連続8強入りとなった。

 ひと振りで勝負を決めた。2-4の8回1死一、二塁の好機。6番・高橋佑輔一塁手(3年)が中越え3ランを放ち逆転した。前打者がバントを失敗し、走者を進められなかったが、高橋が初球をフルスイング。嫌な流れを断ち切った。

 投げては先発・吉田輝星(3年)が2回を除き、横浜打線から14三振を奪う熱投。12安打を許したが振り切った。吉田は3試合連続の2ケタ奪三振で三振数を41とした。

 横浜は筒香、倉本(現DeNA)を擁した2008年以来、10年ぶり8度目の8強入りを目指したがまさかの逆転負けを喫した。

 金足農は準々決勝で近江(滋賀)と対戦する。