全国高校野球選手権で、史上初、2度目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭(北大阪)の選手たちが、大阪市内の宿舎で、一夜明けた心境を語った。

 今大会、打っては3本塁打、投げては2勝を上げる投打二刀流で、野球センスの高さを証明した根尾昂内野手(3年)は、「(優勝の)実感は沸かないです。時間がたつにつれてジワジワ来るのかな」と笑顔で話した。また、優勝後、宿舎に帰ってから「後輩に、もう一度戻ってこいよ」と伝えたと言い、先輩として母校のさらなる躍進を託した。さらに、日本代表に選出された第12回BFA U-18アジア野球選手権大会について「(大阪桐蔭から)多く選出してもらったことに責任を感じる。思いっきりプレーして勝ちにつなげたい」と抱負を語った。

 また、4番として打率4割6分2厘、本塁打3本と攻守にチームをけん引した藤原恭大外野手(3年)は、「まずは、自分のことを応援してくれた皆さんにしっかりお礼を言いに行きたい」と感謝の思いを語り、「ギアを上げて、上のレベルで通用するような選手になりたい」と、次のステップに目を向けた。